ゴキブログ一覧
2013 .12.27
ゴキブリは暖かい場所が好き
A cockroach likes a warm place.
寒さが厳しくなりました.
ふと気がついた,飼育室の一角の状況.
お気付きでしょうか.
ハイイロゴキブリ.
Blaberus spec. Pantanal
Eurycotis floridana
Pycnoscelus spec. Thailand
キャビネットの裏まで暖気が届き難い為,皆室内中央の暖かい方に近づこうと,飼育ケース室内側に集まっています.
さて,今年もわずかとなりました.
本ブログの年内の更新は,本日が最後となります.
ご訪問頂いた皆様,どうもありがとうございました.
また来年もよろしくお願いします.
2013 .12.26
マダラゴキブリ繁殖
Breeding of Rhabdoblatta guttigera
ヤエヤママダラゴキブリと同一の飼育状況.
雌成虫.
羽化直後の雄成虫.
2013 .12.25
ドブネズミ変身中
A brown rat is the midst of transformation.
粘着シートから剥して10日後の様子.
普段は獰猛なドブネズミだが,1匹でジッとうずくまっている姿を見ると,何とも可愛そうだ.
毛が無くなり,寒いのだろうか?
つついて刺激しても,心なしか反応が少ない.
もう少しすると,産毛が生えてくるのだが.
今が一番辛い時期だろう.
2013 .12.24
Archiblatta hoeveniiの餌
Food of Archiblatta hoevenii.
ゴキブリの餌といえばネズミ固型飼料がどの種も,食べてくれるが,本種は昔試しても全くといっていいほど食わなかった.
その為,この系統には与えたことがなかったが,あまりに卵鞘の出来が悪いので,久しぶりに与えた.
結果は,表面を軽く齧っている程度.
横のやわらかコーンは,毎回良く食べられている.
まあ,全く食わないわけでは無さそうだが,飼育結果を左右するほど重要では無さそうだ.
2013 .12.20
ヨロイモグラゴキブリ出産
Macropanesthia rhinoceros gave birth.
最近,潜らずに地面に出ていたメスだが,出産していた.
一般的には11月頃が時期といわれ,遠く離れた日本でも,その生態は受け継がれているのだろうか.
増えてくると,ゆうかりの消費量も増えてくる.
近場で採集可能な場所の確保が必要となりそうだ.
2013 .12.19
クロゴキブリ今頃孵化と新成虫
Hatching and the new imago of the now of Periplaneta Fuliginosa.
1齢幼虫.
クロゴキブリは,一般的には四季に従い,冬は幼虫で過ごし,春に成長し成虫に加齢する.
長期間飼育すると,冬でも様々な成長過程の個体が混ざるといわれるが,この個体群は,1齢幼虫あり,新成虫ありで季節感が無い.
2013 .12.18
ニューヨークの公園でヤマトゴキブリの定着確認?
It is the fixing check of the Periplaneta japonica in the park in New York?
ペストロジー学会の編集委員会の席で,盛り上がった話題.
ニューヨークの公園でヤマトゴキブリの定着確認したとのこと.
この写真は,記事の写真ではありません.
Periplaneta japonica New York
で検索すると,写真付きで記事が見れます.
前胸背板が,少し違和感があったが,見つかるまで増えているとすると,数年前より定着していたのだろう.
見え方が違うのは,ニューヨークの寒さと,食性の違いも有るのかも知れない.
それにしても,いつも思うのだが,ゴキブリの標本は展足されていることが少なく,この記事の写真もめちゃくちゃ.
程度の良いゴキブリの標本は,インセクトフェアで見かけるわずかのものしか記憶に無い.
2013 .12.17
Archiblatta hoevenii 標本
The specimen of Archiblatta hoevenii
明らかにワイルド個体よりも短命で終わっている.
例により,F2以降どうなるか分からないので,たまにはライブ標本的なものに挑戦.
今は綺麗に見えるが,乾燥するとどうなるか.
乞うご期待.
2013 .12.16
タイ産ムカデ死亡
Death of the centipede from Thailand.
ハンドリング?
やはり私はS田さんの域に達するには,77年ほどかかりそうだ.
実はショックである.
順調に成長していると思ったのだが,動かなくなっていた.
20cmをやっと超えたばかりであったが.
ショック.
原因としては,「高カロリー食の与えすぎは注意」する記事を見た記憶があるが.
やはり,そこらへんだろうか.
次回は,昆虫だけでリベンジしたいと思う.
2013 .12.13
アミメヒラタゴキブリ雌の寿命と未交尾産卵
The life of the female of Onychostylus notulatus , uncopulated laying eggs.
今年7月初旬に採集されたアミメヒラタゴキブリが死亡した.
成虫の寿命としては,170日以上生きたことになる.
その間に10個の卵鞘を産み落としたが,1つとして孵化していない.
別系統の飼育,繁殖状況から考えると,孵化率の悪い種でも無さそうなので,採集された時点では,未交尾であった可能性がある.
と言う事は,フタテンコバネゴキブリのように,単為発生の可能性もありそうだ.
2013 .12.12
Archiblatta hoevenii雄の求愛行動
Acts of courtship of the male of Archiblatta hoevenii.
本種の雄の腹板背面には,分泌腺の開口部があり,ここからメスを誘う物質を出しているようである.
その気になったかのように見えたメス.
オスも必死に頑張る.
が.
オスはまだやる気満々だが,交尾は成立しなかったようだ.
2013 .12.11
チカイエカ幼虫
Larva of Culex pipiens molestus.
たまたま幼虫を入手することが出来た.
こうして,写真を見ると繊細なつくりをしており,感心してしまう.
蛹.
呼吸管が角のように見えることから,鬼ボウフラと呼ばれる.
チカイエカは,名前の如くビルの地下水溜まりに適応した蚊である.
一般的に蚊の雌は,産卵する為の栄養に血液を必要とするため,吸血しないと産卵が出来ない.
しかし,チカイエカの発生源である地下のマンホール内に吸血源などある訳がなく,当然産卵できないが,本種は1回目の産卵に限り無吸血で産卵できる能力を獲得した.
その為,吸血源の無い場所で増殖が可能となり,都市害虫となった.
その他にも,閉所での交尾が可能であるとか,休眠しないなど,都会の夜の帝王的なバンパイアーである.
2013 .12.10
オガサワラハイイロカミキリモドキ 蛹
Eodia cinereipennis ogasawarensis.
今年6月に採集したイエシロアリ付き材をシロアリ生息確認の為,ばらした所,シロアリは発見できず,変わりに本種の蛹が出てきた.
現地では,シーズンになると普通に見られる害虫であるが,一応小笠原固有種となる.
2013 .12.9
アメリカカンザイシロアリ,12月の羽アリ2
Winged ant of Incisitermes minor generated in December 2.
先週1匹だけ発見して,季節はずれの変わり者の可能性も考えたが,やはり環境が良ければいつでも発生するようだ.
日本の場合,この時期に野外に飛翔すれば,生存は厳しそうだが,暖房の効いた室内であれば,新コロニー形成も出来そうだ.
2013 .12.6
Pseudophoraspis nebulosa 卵鞘孵化
Hatching of the Ootheca of Pseudophoraspis nebulosa.
給水器のミズゴケ上に群がる1齢幼虫.
雌は,ハッチ寸前の卵鞘を排出し,そこから幼虫が出てくるようだ.
卵鞘の一部(奥部分)は孵化率が悪そうに見える.
2013 .12.5
カメムシに擬態?
It is mimicry to Bugs.
Pseudomops septentrionalis.
羽化直後の個体を見て気がついた.
ホシカメムシ科に似たような形態をした種がある.
そういえば,「ゴキブリだもん」にも,カメムシの形態に似せたゴキブリが出ていた.
ゴキブリといえば,くさい臭いを出す種も多く,その目的は捕食者から逃れる為と思っていたが,ゴキブリに擬態する昆虫はあまり記憶がない.
卵鞘は,立て産み横保持直後に産下.
2013 .12.4
粘菌
Nenkin.
最近,飲む機会が多くなりゴキブリ類の世話が滞っている.
若い頃は,その後に,普通に行なっていたのだが.
ヨロイモグラゴキブリも,繁殖が順調にいき,少し目を離したら粘菌発生.
今までは,クチキゴキブリやオオゴキブリにしか発生していなかったので,少し意外な驚き.
放置すると乾燥して,とんでもない事になるので,写真だけ取り早々除去したが,鮮やかな黄色で写真写りもいいと思う.
ネットで調べると,本格的な飼育法も解説されているので,興味のある人は挑戦しても面白そうだ.
2013 .12.3
ドブネズミの体毛の再生
Reproduction of the body hair of a brown rat.
粘着シートから剥してちょうど2週間.
ポリブデンでくしゃくしゃになった体毛は全て抜け落ち,爽やかな体毛が生え始めている.
あと1週間もすると,綺麗な身体になることだろう.
2013 .12.2
アメリカカンザイシロアリ羽アリ
Winged ant of Incisitermes minor.
早い.
早すぎる.
寒いと思っていたが,12月になっている.
こんなに寒くても,室内では羽アリが.
記憶では,夏ごろに発生するが,今頃1匹だけうろついていた.
原産地では,通年発生するらしいので,加温された室内であれば,不思議ではないのだろう.
カメラの限界.